IT業界は日進月歩なのに対し、IT以外の企業では情報システム部門での設備投資費や人材教育に多くの費用と年月がかかることから、社内の情報システム業務をアウトソーシングする企業が増加している。
今後もITに限らず、データセンターやクラウド、総務や経理などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、災害対策による需要増も含めて、ITアウトソーシング業界は国内外に市場拡大していくと思われる。
システムインテグレーション最大手のNTTデータは、国内では省庁や金融機関向けのシステムを得意としているが、中国や南米、アフリカなどの案件にも取り組むなど、積極的にグローバル展開している。
主力のネット接続が好調のインターネットイニシアティブは、システム構築やクラウドサービスも順調に顧客を増やしている。今後もインターネット接続などの需要増に期待がかかる。
テレマーケティング大手のもしもしホットラインは、官公庁向け業務が堅調に伸びている。また、サイバー・コミュニケーションズとの提携により、デジタルマーケティングでのサービスを展開するなど、拡大を続けている。
＜関連銘柄＞
『アイネット』：９６００
