選挙活動にはさまざまな文書やハガキなどの印刷物が発生する。プリンターやコピー機はレンタルできてもインクは各候補者側が用意しなければならないため、インク類のニーズが急増することになる。
プリンターやコピー機用の印刷用インクとしては、キャノン(7751)やエプソン(6724)、ブラザー工業(6448)などが挙げられる。印刷物が多いことも予想されるので、インク関連は想定以上に選挙特需の恩恵を受けることもある。
また、各投票所で使用する鉛筆や選挙事務所で使用するコピー用紙なども大量に必要になるので、文具・事務用品最大手のコクヨ(7984)も選挙時には収益アップになることだろう。
同じく、封筒事業で業界を牽引するイムラ封筒(3955)も、選挙特需が期待できる企業である。同社は、配送に関するトータルサポートとしてメーリングサービス事業なども積極的に行なっている。
いずれにせよ、公示から選挙までには準備期間が短いだけに、選挙事務所内で小回りの利く用品の需要が高まるのが予想される。