消防車では国内首位のモリタホールディングスは、消防部品やガス検知器など災害時に欠かせない消防・防災に関わる専門企業である。上海子会社では本格的に泡消防車生産を行なっている。
文具で有名なコクヨだが、エレベーター内に設置する防災用品や非常用トイレ、担架なども作っているので防災用品メーカーでもある。
耐震用木製つっぱりポールや災害救助用ツールキットなどを製造・販売する浅香工業や、ヘルメットや防じんマスクなどを製造・販売するトラスコ中山も災害時には需要が高まる。
東日本大震災で都心から自宅に帰る路線が途絶えたことにより多くの帰宅困難者が出たことで、地図出版各社が「帰宅支援マップ」を作成して提供している。
マップルの昭文社やカーナビやネット配信に強いゼンリン、航空測量大手のパスコでは、帰宅支援マップや各種サービスを提供して防災対策を強調している。
セブン&アイ・ホールディングスでは地図作成企業と共同で、災害時にどこに店舗があるかを把握しやすいように店舗情報を提供するシステムを開発している。
<関連銘柄>
『 モリタホールディングス 』:6455
『 コクヨ 』:7984
『 浅香工業 』:5962
『 トラスコ中山 』:9830
『 昭文社 』:9475
『 ゼンリン 』:9474
『 パスコ 』:9232
『 セブン&アイ・ホールディングス 』:3382