火災報知機やガス検知器は、すべての住宅やアパート、共同住宅等に火災報知機の設置が義務付けられていることもあり、需要は今後さらに高まっていくと予想される。
火災報知器最大手の能美防災は、耳の不自由な人に光点滅で火災の発生を知らせる新製品を投入するなど、福祉分野での商品開発に力を入れていることに注目したい。
国内初の火災報知器メーカーであるホーチキは、イギリスの火災受信盤・ガス消化制御盤メーカーを買収し、自社のセンサー技術と組み合わせて海外向け商品の拡充を目指している。
産業用ガス検知器やガス警報器で定評のある理研計器は、毒ガス漏洩検知や環境測定用各種測定器なども扱っており、自然災害だけでなくあらゆる災害に対応した製品を開発しているのが強み。
家庭用ガス報知器でトップの新コスモス電機は、センサー新工場の建設を計画している。中国やASEAN、ヨーロッパなどへも市場拡大を目指しており、今後の成長が期待される。
<関連銘柄>
『 能美防災 』:6744
『 ホーチキ 』:6745
『 理研計器 』:7734
『 新コスモス電機 』:6824