地震や台風、豪雨による水没などで交通や道路が分断されると救助や支援物資が数日届かない状況もあるため、水や非常食を常備する家庭が増えている。
そういった需要を受けて、各食品メーカーではクッキーやクラッカーなどを保存できる缶詰にして非常食として販売するなど、防災関連企業として名乗りをあげている。
江崎グリコは幅広い年齢層に人気の「ビスコ」を保存缶入りにして非常食として販売し、話題になった。これに続くように森永製菓もキャラメルやビスケットを保存缶として販売している。
バランス栄養食として災害対策用の備蓄品にもなる「カロリーメイト」を製造販売する大塚ホールディングスも、防災関連として入れておきたい銘柄。
米菓業界首位の亀田製菓は、長期保存食や宇宙食を手掛ける尾西食品を買収・子会社化すると発表している。同社は米菓を保存缶入りで販売するなど、防災意識の高まりを受けて対策を講じてきていた。
最後に、健康食品や日用品、保存食のネット通販を手掛けるケンコーコムも防災関連として挙げておきたい。
<関連銘柄>
『 江崎グリコ 』:2206
『 森永製菓 』:2201
『 大塚ホールディングス 』:4578
『 亀田製菓 』:2220
『 ケンコーコム 』:3325