バイオテクノロジーの研究開発は、世界各国の大学や医療機関で進められており、遺伝子解析技術やiPS細胞作製などの次世代技術の開発などに向けて飛躍的に発展してきている。
タカラバイオは米国のクロンテック社を買収して遺伝子工学分野だけでなく細胞生物学分野を強化している。欧米やインド、中国などにも遺伝子研究用試薬や理化学機器販売などを積極的に販売するなど、バイオテクノロジー関連企業の筆頭に挙げられる。
バイオテクノロジーを応用した創薬研究に注力する協和発酵キリンは、ゲノム研究資産を利用してがんや免疫疾患に対する効果的な抗体医薬を開発するなど、医療分野におけるゲノム・バイオ技術をリードしている。
バイオ創薬ベンチャー企業としては、ゲノム解析に強みを持つジーエヌアイグループは、日本や中国で多く見られる肺がんや肝硬変などの新薬開発に注力している。
遺伝子解析による創薬支援などを行うメディビックグループは、バイオマーカー創薬支援事業や遺伝子合成受託サービスなども展開している。