タカラバイオは、バイオテクノロジーを応用した健康食品の開発や、健康食品の素材として注目されているキノコの大規模栽培法や品種改良などの研究を重ねるなど、機能性を追求した食品の開発にも注力している。また、遺伝子治療や再生医療用の研究施設を新設するとしている。
キッコーマンのバイオケミカル事業部から発したキッコーマンバイオケミファも、遺伝毒性試験用試薬の検査キットや健康食品素材の開発販売などを手掛けている。
カーペットや自動車用内装に注力する住江織物は、消臭製品の開発技術を生かしてバイオ・環境分野にも進出するとしている。
DNAチップやPCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)を利用した遺伝子受託解析が主力のDNAチップ研究所では、食品や医薬品会社からの受託解析が好調に伸びている。研究受託に関しては大型案件を獲得しているほか、次世代シーケンサーなどの機器販売も行っている。医薬品開発と一体化した診断マーカー開発へ意欲的に取り組む方針である。
