世界的に注目されている「VR(仮想現実)」。
この技術はコンピューター上で作られた世界を機械を通して現実空間のように感じさせる技術のことである。
VRを体感するためには「ヘッドマウントディスプレイ」という、目の前を覆う形で頭に装着する機器を主に使用する。この機器を開発している会社としては、「Playstation VR」を発売した「ソニー(6758)」やパソコン周辺機を開発している「エレコム(6750)」が注目銘柄である。
世界的には韓国の「サムスン電子(SMSN・LN)」もVR機器を発売しており、アメリカの「フェイスブック(FB・US)」はVR機開発のオキュラス社を買収するなど、業界の動きは活発化している。
また、「キャノン(7751)」が現実世界と仮想世界を融合させる映像技術である「Mixed Reality」を採用したAR(拡張現実)端末「MREAL」を発売し、製造業や建設業向けにシェアを伸ばしている。
ソフト面ではゲーム業界が動いており、VR専門スタジオを立ち上げた「グリー(3632)」や、VRコンテンツを開発している「コロプラ(3668)」と「バンダイナムコHD(7832)」が注目銘柄である。
その他、VR端末開発に必要な「画像処理集積回路」における世界トップ企業の「エヌビディア(NVDA・US)」の動向にも注目したい。