住宅設備業界は新築住宅市場の影響を受けやすく、また原材料の高騰、円高なども市場の伸び悩みの原因となる。
国内の住宅設備メーカーでは、トステム・INAXを傘下に持つLIXILグループ(8917)が高い売上高を誇っているが、分野ごとに高シェアを誇るメーカーが数多く存在する。例としてはガス器具ではリンナイ、トイレではTOTO(5332)等が挙げられる。
ガス器具トップで好財務体質のリンナイ(5947)は、給湯・厨房が2本柱で韓国・中国・米国・豪州など海外にも積極展開している。新築戸建て向けのビルトインコンロや高効率給湯器の分野が伸びている。
ガス風呂釜、給湯器専業大手のノーリツ(5943)はシステムキッチン、太陽光発電等の事業を展開している。太陽光発電、太陽熱温水器を組み合わせた新商品も投入している。 好財務のコロナ(5909)は石油暖房機器、空調、温水機器が主力でヒートポンプ式給湯器「エコキュート」強化している。
その他、石油給湯器で首位級の長府製作所(5946)、石油ファンヒーター大手で業務用を得意とするダイニチ工業(5951)等も関連銘柄として挙げられる。