2012年時点の売上高ランキングは、首位が東日本旅客鉄道(9020)、続いて東海旅客鉄道(9022)、西日本旅客鉄道(9021)、東京急行電鉄(9005)、近畿日本鉄道(9041)の順であった。
東日本旅客鉄道(9020)は鉄道最大手で、首都圏・東日本が地盤である。不動産賃貸や駅ナカ物販事業が成長しているほか、電子マネー「Suica」を展開している。
東海旅客鉄道(9022)、JR東海は東海道新幹線と在来線12路線を保有している。新幹線が収益の8割超である。そのほか流通、不動産事業も展開している。
西日本旅客鉄道(9021)、JR西日本の営業エリアは北陸、近畿、中国、九州北部である。山陽新幹線を保有している。脱線事故の影響が依然として残っている。
東京急行電鉄(9005)は東急グループの中核で、本拠地・渋谷の再開発など沿線各地での案件が多数ある。不動産事業は販売から賃貸に軸足を移している。
近畿日本鉄道(9041)は営業キロ数で国内最大の私鉄である。奈良と大阪が地盤で、百貨店や不動産、ホテルなど事業を多角的に展開している。