KIホールディングス(6747)は信号・情報機器と電装品など鉄道関連の2本柱で事業を展開している。鉄道車両用電気機器(車両用モニタシステム、車両用表示器等)や車両用シートを製造している。モニタシステムはニューヨーク地下鉄に、シートではJR・私鉄各社の車両に実績がある。
森尾電機 (6647)は電装品メーカーのパイオニアである。主力の鉄道車両向け電気機器が約8割で、納入先はJRが多い。鉄道車両用表示器(行先表示器、車内表示器)や鉄道車両用運転台機器(運転台装置、主幹制御器)等を取り扱っている。
オムロン(6645)は感知・制御技術が基盤であり、鉄道分野では自動券売機及び自動改札機等を開発・生産している。
明電舎(6508)は発電・変電・制御装置を手掛けている。電鉄用システムでは電力受変電システムや経済性と対環境性を向上させる回生電力貯蔵装置、予防保全に寄与する架線検測装置などを展開し、海外での実績もある。
日本電設工業(1950)は鉄道電気工事の首位である。新幹線をはじめとする鉄道運行分野では、電力供給のための変電所や電車線路、信号などの制御システムを含むすべての電気設備の設計から施工、メンテナンスまでを手がけている。