植物工場への参入企業② – 植物工場関連銘柄

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豊田通商(8015)は宮城県に新設するパプリカ農場において、農商工連携プロジェクトを発足した。自家発電設備の廃熱を有効活用し、農産物生産の環境負荷低減を図り、自動車製造で培ったノウハウを農業の生産性向上に活かす取り組みである。このプロジェクトは、トヨタ関係各社で取り組む東日本大震災の東北復興促進活動の一環でもある。

 

丸紅(8002)は有機人工土壌 『ヴェルデナイト』を用いた植物工場の販売事業を展開している。サニーレタスなどの葉野菜類に加えて水耕では難しかったナスなど果菜類、ゴボウ・大根といった根菜類など、多品目の作物栽培が可能となるのが特徴である。砂漠地帯である中東や大都市市街地の多いシンガポールなどへの、将来の展開の可能性も視野に入れている。

 

双日(2768)は日本で植物工場技術を活用した農業事業に参入し、農産物の生産販売において科学的データに基づく農業生産体系を構築、新たな事業モデルも推進する。中期経営計画ではアグリビジネスを重点分野に位置付けており、このプロジェクトを基に農産物の種類や量・販売先を拡大し、今後は海外においてアグリビジネスを展開する意向である。

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