電気自動車(EV)で先行する日産自動車(7201)は、走行中にCO2を全く排出しない100％電気自動車の「日産リーフ」をマイナーチェンジし、発売を開始している。高い環境性能で電気自動車界を牽引している。
スポーツ用多目的車(SUV)で強みの三菱自動車(7211)は、主力市場の東南アジアでの販売が好調。タイ工場での製造台数を引き上げるなど、生産台数も伸ばしている。
トヨタ自動車(7203)もEV車に参入を開始している。近距離走行車としてEVの小型車「eQ」を開発し販売する。新型リチウムイオン電池を搭載しており、小電力走行という高性能に期待がかかる。
また、電気自動車の蓄電池に用いられるリチウムイオンの市場規模も拡大してきている。
関連銘柄として、チタン酸リチウムの開発に注力するチタン工業(4098)、2013年度にも新製品投入予定の伊勢化学工業(4107)、リチウムイオン電池用電解質を強化するステラケミファ(4109)、電解液原料などで将来性のある東亜合成(4045)などが挙げられる。
