自動車産業は、時代の新たな流れとしてエコカー(低公害車)の開発・製造に力を入れてきている。
エコカーとは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素や大気汚染物質などを抑えて、環境に配慮した自動車のことである。
種類としては、ハイブリッド自動車、電気自動車、天然ガス自動車などが挙げられる。
国内外での普及は世界的な不況下もあって進んでいるとは言えない状況だが、各国政府は研究開発支援や購入者に対する補助金制度などを設けて普及を促進している。
日本政府も2009年4月からエコカー補助金や減税措置を導入して、エコカーなどの環境対応車の購入や買い替えを促進してきている。また、ガソリン高もエコカー普及を後押しする形となっている。
近年、ハイブリッド車市場は拡大を続けており、背景にはリチウムイオン電池の開発や普及が寄与している。
ハイブリッド車では、高い技術を誇るトヨタ自動車の「プリウス」やホンダの「インサイト」、電気自動車では日産の「リーフ」や三菱自動車の「ミーブ」など、各社の取り組みは着実に自動車業界の世代交代を進めている。
【自動車の関連銘柄をご紹介!】