現代の世の中は「所有」から「共有」に変化してきていると言えるでしょう。
特にバブル期であれば車を所有することが当たり前であったものの、現代では車を所有しない若者が増加しております。
その理由の一番は「所有におけるコストの高さ」を挙げる方が多く、そのような方に浸透してきているサービスが「カーシェアリング」です。
一台の車を多数と共有し、利用した分だけ料金が発生するといった仕組みを元に近年急速に伸びている市場です。
このテーマを引っ張っている筆頭銘柄は「パーク24(4666)」でしょう。タイムズ駐車場で有名になった同社は業界で先駆けてカーシェアリングサービス「タイムズカーシェア」を開始し、全国展開しております。
追随する企業として「オリックス(8591)」や「三井不動産(8801)」といった大手企業もあれば、ガリバーを運営する「IDOM(7599)」や「日本駐車場開発(2353)」といった新興企業もメキメキと力をつけています。
また、「JR東日本(9020)」や「JR西日本(9021)」ではパーク21と提携し、主要駅にカーシェアサービスを備えた「レール&カーシェア」を実施し、利便性を高めようとしています。
その他カーシェア用に車を提供している「マツダ(7261)」や「日産(7201)」といった自動車メーカーにも恩恵をもたらすでしょう。