新興国の経済発展や人口増加の陰で深刻な問題となっているのが「水問題」である。
急速に経済発展を遂げてきた中国では産業用水の需要だけでなく生活水準の向上により飲料水の需要も増加しているが、国土の砂漠化に伴ない需給面での対策が必須である。
また、中東の産油国においてはもともと水資源に悩まされていたのだが、オイルマネーによる経済発展と人口増加にともなう飲料水の確保が急がれている。
こういった状況の中、地球の70%は水であることを活かして海水を淡水に転換して飲料水確保を実現する「海水淡水化技術」の開発に関連企業が注力している。
飲料水だけでなく下排水処理面で必要となる「水処理膜」も同様である。
このように世界規模で水処理施設が設置される中、日本は高度な水処理技術を開発したことで高い世界シェアを誇っている。
また、こういった技術を持って各国と取引するうえで、商社の存在も欠かせない。各関連企業と各国とのパイプ役となって、世界に日本の水技術を推進してくれる商社も重要な位置にある。
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