水処理膜・ろ過膜 – 水ビジネス関連銘柄

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海水や排水を淡水に変換するために欠かせないのが、「水処理膜」である。

 

特に海水淡水化には不可欠なことから、世界的にニーズが高まる水処理膜を製造・販売する各企業も業績拡大が期待される。

 

高い世界シェアを誇る旭化成(3407)はアメリカの水処理市場で膜処理方式によってシェア50%を獲得、中国の水問題解決においても技術協力している。

 

海水のろ過膜に多く使用されているのが、逆浸透膜という水処理膜なのだ。極細孔の高分子フィルムで海水の塩イオンを除去することで、淡水を作り上げる技術である。

 

東洋紡(3101)は、サウジアラビアで建設している海水淡水化設備に逆浸透膜が採用されている。規模は世界最大級となることから大型案件の受注を確保したことになる。

 

また、東レ(3402)は2012年にはサウジアラビアにおいて現地企業と伊藤忠商事とともに海水淡水化用逆浸透膜エレメントの製造工場を稼働させている。

 

水処理膜分野で高いシェアを持つ日東電工(6988)は逆浸透膜の分野では国内トップメーカーだが、淡水と海水の膜移動を利用して発電する技術開発を始めている。

 

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