太陽電池のモジュールパネルはシリコンで出来ているものが主流となっており、単結晶シリコン・多結晶シリコン・薄膜シリコンなど、製造法によってさまざまなタイプがある。
単結晶シリコンとは、シリコンを結晶を単体に加工したものを複数並べて配置している。形状が安定していて原子同士が規則正しく結びつくため変換効率が最も高いタイプとも言えるが、反面、製造にはコストと時間がかかる。
多結晶シリコンは、シリコンを平らに流して固めたものを切り分けて製造するので、低コストで大量生産できるというメリットもある。
薄膜シリコンは結晶シリコンの100分の1という薄いシリコン膜を使うのが特徴。大量生産できるほか、軽量なことからさまざまな形状に出来てフレキシブルな製品が作れるという利点がある。
なお、シリコン系太陽電池の国内主要メーカーではシェア順に、シャープ、京セラ、三菱電機となっている。シャープは単結晶、多結晶の両面に注力している。
<関連銘柄>
『 シャープ 』:6753
『 京セラ 』:6971
『 三菱電機 』:6503