太陽電池パネルはモジュールとも呼ばれ、シリコンやその他化合物で製造されたセルを並べ合わせて板状にしているものである。並べ合わせるには太陽電池モジュール製造装置が欠かせないのだが、この分野で世界首位を誇るエヌ・ピー・シーである。
同社は太陽電池モジュールが製造される工程で必要な装置を開発し販売している。セルに自動的に直列配線するセル自動配線装置や、モジュールを真空で圧着封止する真空ラミネーター、モジュールにひび割れがないかどうか検査するモジュール用レーザー検査装置などは、世界に先駆けて開発した装置。
アルバックは、薄膜太陽電池製造ラインの構成部材供給サービスを展開している。東京応化工業は、アメリカのIBMと共同で装置の開発に乗り出している。2014年度の出荷を目指している。
その他の関連銘柄としては、多結晶シリコン部分を手掛けるトクヤマ、太陽電池のカバーガラスで高いシェアを持つ旭硝子、接着剤を使用しない太陽電池用バックシートを開発・販売するリンテックなども将来の需要増に期待したい。
<関連銘柄>
『 エヌ・ピー・シー 』:6255
『 アルバック 』:6728
『 東京応化工業 』:4186
『 トクヤマ 』:4043
『 旭硝子 』:5201
『 リ ンテック』:7966