トヨタ自動車(7203)は電気自動車(EV)のさらなる品質アップと実用化を目指し研究開発を続けている。また、家庭用電源などから直接バッテリーに充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)を販売している。PHVでは太陽光発電による電気エネルギーを利用すれば、充電から走行までのCO2排出量を画期的に低減することが可能である。
日産自動車(7201)はガソリンをまったく使わず電気だけで走る電気自動車(EV)を開発、販売している。動力源は電気モーターとリチウムイオンバッテリーで、走行中はCO2をいっさい排出せず、自宅等での充電が可能である。日産はNEC(6701)とのパートナーシップで、電気自動車用の高性能リチウムイオンバッテリーを事業化している。
本田技研工業(7267)は産官学の連携による実証実験ハウスを建設・運用している。「クルマやバイクを創るだけでなく、乗りものが使うエネルギーを創るところから考えよう」との姿勢から、Hondaが開発した太陽光発電システムや、エンジン技術を利用した家庭用ガスエンジンコージェネレーションユニット(都市ガスやプロパンガスを燃料として電気と熱を取り出すシステム)などが設置されている。