化粧品②国内の化粧品市場

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国内の化粧品市場は飽和気味であるが、市場がやや拡大しているアンチエイジング(抗加齢対策)のためのエイジングケア製品市場には、各社とも力を注いでいる。

 

注目されている美容成分としてはコラーゲンやヒアルロン酸、アミノ酸、コエンザイムQ10などがある。また、肌の老化を防ぐためのUVケアも重要視されている。

 

化粧品業界では老舗はもちろんのこと、近年では自社の独自研究ノウハウを持つ新規参入組も健闘している。

 

富士フィルム(4901)では、写真の色あせを防ぐ『抗酸化技術』や写真用粒子の細かな機能や安定性を高める『ナノテクノロジー』技術を応用し、機能性化粧品「アスタリフトシリーズ」を開発している。

 

味の素(2802)では、100年にわたるアミノ酸研究から化粧品「ジーノ」を開発している。また味の素(2802)には、化粧品原料としてのアミノ酸を国内外3000社以上に提供しているという実績もある。

 

また、男性用化粧品の市場規模もやや増加している。主な男性用化粧品にはスタイリング剤やスカルプケア(育毛剤など)、洗顔料などが挙げられる。

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