日本のアニメは海外でも高く評価されており、市場規模もアニメ業界(TV放送や映画、グッズ販売など)とアニメ産業(版権使用料などをユーザーが支払うこと)を合わせると約2兆円に達する。
海外においては、台湾やフランスなど欧州、アメリカ、中国などで積極的に展開しており、特に台湾では作品契約数が他国の2倍にものぼる。
フランスでは日本のアニメ、マンガ、J-POP、ファッションなどのポップカルチャーを紹介する「ジャパンエキスポ」が開催されている。今年で10年目を迎えるイベントだが、年々規模を拡大しており、2012年は来場者数が約21万人にも達している。
2013年には北米のサンフランシスコでも開催が決まっており、欧州だけでなくアメリカでの市場拡大にも期待がかかる。
関連銘柄としては、出版・映像に力を入れている角川GH、映画やアニメに強みを持つ東映、海外で人気の高い「ハローキティ」などのキャラクター販売が好調なサンリオなどに注目したい。
また、玩具でヒット商品を多く持つタカラトミーや、アニメ分野の宣伝広告を手掛けるアサツー ディ・ケイも、関連銘柄として考えられる。
<関連銘柄>
『 角川グループホールディングス 』:9477
『 東映 』:9605
『 サンリオ 』:8136
『 タカラトミー 』:7867
『 アサツー ディ・ケイ 』:9747