日本の独特な文化や慣習が国際的に評価されている現象と、それらの対象となる文化(コンテンツや衣食住)などのことを「クール・ジャパン」と言う。
近年、日本の文化が海外で高い評価を受けており、それらが大きな利益を生んでいることに着目し、国策として積極的に日本文化を海外展開しようと動き出しているのだ。
経済産業省では2010年にクール・ジャパン室を設置しており、先の総選挙では自民党がクール・ジャパンの国際展開を公約に掲げている。
対象となるのは、ゲームやアニメ、漫画などのコンテンツや、ファッション、食文化、伝統工芸、観光などが挙げられる。これらの「日本らしさ」を海外に情報発信していき、日本のクリエイティビティをブランド化してビジネス展開していくという戦略である。
2013年度には、日本の文化を海外に売り込む企業に対して出資を行う官民ファンドを設立する、とも報じられている。今後はこれらに関連する銘柄も物色される可能性がある。
【クール・ジャパンの関連銘柄をご紹介!】