震災などのリスクが痛手となる原子力発電や資源コストがかかる火力発電に頼らない、エコでクリーンな再生可能エネルギーによる発電に電力会社各社も取り組んでいる。
東京電力は、神奈川県川崎市に2か所(浮島と扇島)と山梨県甲府市に1か所(米倉山)の太陽光発電所を設置し、合計最大出力30,000kW、年間推定電力量は3,000万kWh超にものぼる。
中部電力は長野県や愛知県に続き、静岡県清水市に同社内では最大級のメガソーラー発電所の建設に着工しており、運転は2015年から予定している。
関西電力は、京都府の精華町にメガソーラー建設を進めており、今秋の運転開始を目指している。また、大阪府堺市にも同市では2か所目となるメガソーラー発電所の設置をシャープとの共同事業として計画している。
地熱、風力、バイオマスなど多様な発電事業を行う九州電力では、大牟田のメガソーラー発電所での発電状況をリアルタイムで公表している。長崎県大村市にもメガソーラーを建設予定である。