再生可能エネルギーの一端である太陽光発電設備の設置が、国内各地で進められている。出力が1MW以上の大規模な施設のことをメガソーラーと称している。
発電システムの中でも太陽光発電はメンテナンスが簡単なことや、建物の屋上に設置できるなどの利点、国のエネルギー政策により事業目的の電力全量固定価格買い取りが始まったことも後押しして、売電目的で自社工場の屋上や保有する敷地にメガソーラーを設置する企業や自治体が増加してきている。
太陽光システム自体に関して言えば、日本のメーカーは中国や台湾のメーカーにシェアを奪われているが、今後もメガソーラー事業に参入する企業が増えてくれば需要増を受けたメーカー側も生産ラインを拡大させる可能性もあるだろう。
また、太陽光発電関連の市場動向に関しては、エネルギー政策が後押しして太陽光システムの導入やその後のアフターメンテナンスなどの需要も見込めるため、この先も安定して市場拡大すると予測される。