国産航空機、航空ビジネス – 航空機関連銘柄

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欧米の航空機産業だけでなく、国産のジェット旅客機を生産販売する企業の存在にも注目したい。

 

三菱重工業(7011)の子会社の三菱航空機は、小型旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発を進めており、すでに130機の受注がある。MRJは座席数70~90で中距離用の小型ジェット機だが、炭素繊維を使用した軽量ボディや先端技術を駆使しており、主翼部分には富士重工業(7270)が担当している。三菱航空機では、今後の受注数を200~250程度に拡大していく方針を発表している。

 

三菱より古くから航空機製造のプロジェクトを立ち上げていたホンダ(7267)は、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の飛行試験用量産型4号機の初飛行に成功しており、量産を進めている。HondaJetは7人乗りのビジネスジェット機だが、客室内が広いうえに燃費を従来のビジネスジェット機よりも20%向上させた点が高く評価されている。リーマンショックや世界経済の悪化などにより当初の予定より3年ほど遅れをとってしまったが、すでに100機以上の受注を受けており今後の展開が期待される。

 

総合商社の三井物産(8031)は、米国ゼネラル・エレクトリック社の次期大型広胴機向け新型エンジンの開発において、主要な戦略パートナーの参画を発表している。GEの航空機部門であるGEアビエーションからリース用エンジンを調達してリース事業を拡大させるという。

 

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