今冬もまた寒波が北日本を包み込んだ。異常気象により記録的な大雪に警戒注意報が出されるなど、北海道や東北の日本海沿岸部を中心に厳しい寒波が到来し、湿った空気が上空に停滞しているために豪雪となっている。札幌では12月中旬からすでに異例の大雪となり、市電が各地で立ち往生となるなど交通に混乱を招いている。
豪雪になると、降雪量は1日で40~60cmにもなり、電車が運休したり道路交通にも渋滞による影響が出るなど、人々の生活を脅かし始めるのだ。
このため、公道などの除雪や排雪は自治体が業者に発注し、これにかかる費用は各自治体が予算で賄っているのだが、積雪量が多く降雪期間が長引けば除雪や排雪の費用について補正予算を組む可能性も出てくる。
こういった豪雪や寒さ対策関連の企業として浮上するのは、除雪車や除雪機のメーカーとレンタル業者、暖房器具、灯油関連企業、コートなどの防寒着やカイロ、雪かき用品、それらを販売する小売などが挙げられる。