豪華寝台列車「ななつ星in九州」の車両は、既存の車両を使いまわすのではなく機関車と客車を全く新しいデザインで製造しており、その費用は30億円にものぼる。
新たに製造されるのは7両編成の客車で、5両の寝台車とダイニングカー、ラウンジカーという構成になっている。これらの車両のベースとなるのは、817系電車の車体に787系電車の台車を組み合わせたものになっている。製造企業は、1・2・7号車をJR九州の小倉総合車両センターが担当し、3~6号車は日立製作所(6501)が担当している。
また、客車を牽引する機関車は、JR貨物のDF200形ディーゼル機関車を九州仕様に改造した車両となるが、この製造には川崎重工業(7012)が携わっている。
なお、寝台車5両の内部にはスイート12室と、さらに特別なDXスイートが2室の合計14室に定員が28名となっている。まるで高級ホテルでくつろいでいるような感覚で旅を満喫できる列車というのがコンセプトである。
<関連銘柄>
『三菱重工業』:7011