エンジニアリング御三家 – 海外資源開発プラント関連銘柄

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エンジニアリング会社とは、プラントを建設するための技術やノウハウを提供して、産業施設を具現化していく業務を担う企業のこと。これを専業として行っている国内の代表的な企業が、日揮・千代田化工建設・東洋エンジニアリングの3社で、エンジニアリング御三家とも呼ばれている。

 

エンジニアリング専業首位の日揮(1963)は、石油・ガス・資源開発や石油精製、LNG、天然ガス等のプラント施設のマネジメントや設計、建設、オペレーション、メンテナンスまでを一貫して行っており、海外比率は72%である。特に、高度な技術を要するLNG(液化天然ガス)プラントの「中核装置」においては世界有数の実績を持っている。

 

千代田化工建設(6366)もLNGプラントにおいて「中核装置」を手掛ける企業としては、日揮と双璧である。中核装置とは、地中から掘り出した天然ガスをマイナス162度で液化・圧縮する設備のこと。石油やガスから医薬品やファインケミカル設備などの幅広い分野において、設計・調達・建設を国内外で数多く手掛けており、海外比率は63%となる。

 

東洋エンジニアリング(6330)も肥料プラントなどの海外工事において受注が多く、海外比率は73%にものぼる。こうした豊富な海外経験を活かして、海外進出を検討する企業に対して現地の業者や官庁との交渉や手続きなどのマネジメントを行うグローバリゼーション支援も行っている。また、インドネシアで化学原料となるアンモニアの製造プラントの建設プロジェクトを受注しており、受注額は約500億円となる。2015年の完成を予定している。

 

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