首都高大規模改修工事関連銘柄

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首都圏の大動脈である首都高速道路は開通から50年がたち、経年劣化が問題となっている。将来を見据えた改修に向けて、大規模更新調査研究委員会は2012年3月から検討を重ねて提言書をまとめている。

 

提言書によると、大規模更新の実施区間は約16㎞で、1号羽田線 東品川桟橋、4号新宿線 新宿カーブ、3合渋谷線 池尻~三軒茶屋、都心環状線 銀座~新富町などが対象となる。特に1号羽田線の東品川桟橋、鮫洲埋立部などは早急に着手すべきとの調査結果が出されている。

 

また、大規模修繕の実施区間は約28㎞で、1号羽田線 浜崎橋~昭和島、3号渋谷線 谷町ジャンクション~用賀、4号新宿線 千駄ヶ谷付近・西新宿ジャンクション~高井戸などとなっている。

 

これらの概算費用としては、大規模更新と大規模修繕を合わせて約7900億円~9100億円と調査委員会では見積もっている。笹子トンネルの衝撃的な事故を省みても、日ごろから首都高を利用する人々の安全確保には早急な対応が必要である。

 

なお、今後の首都高大規模更新・修繕には、橋梁、道路、アスファルト、塗装などを手掛ける企業が特需の恩恵を受けると期待されている。

 

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