アフリカでの電力普及は経済成長が進んでいるケニアでさえも20%程度にとどまっている。経済活動を行うために電力設備は必須であることから、東アフリカを中心に電力源となる地熱発電の開発に注目が集まっている。
アフリカ東部には大地溝帯という大地の割れ目が総延長6500㎞にも伸びており、いくつもの場所で地熱が吹き出していることが調査でわかっている。これを活かして地熱発電所の開発が進んでいるのだが、ここに日本の地熱発電技術が役立っている。
実際、日本の地熱発電プラントは世界シェア7割となっており、火山大国として長年つちかってきた日本の地熱発電技術が世界に認められていることがうかがえる。地熱発電技術を持つ企業としては、三菱重工業、富士電機、東芝などがあげられる。
また、アフリカで建設事業を展開している鉱研工業やプラント建設に強みをもつ日揮、北アフリカで集光型太陽光発電システムの開発を行っている三井造船なども関連銘柄にあげておきたい。
<関連銘柄>
『三菱重工業』:7011
『富士電機』:6504
『東芝』:6502
『鉱研工業』:6297
『日揮』:1963
『三井造船』:7003