訪日外国人数が急増していることに伴なって、インバウンド消費の拡大が期待されている。日本政府観光局の調査では、2014年に訪日した外国人が1340万人超となり前年比で29.4%増加しているとの報告がある。
日本を訪れる外国人が増加した背景には円安が進んで旅行費用がかからなくなったことに加えて、東南アジア諸国に対して訪日ビザが緩和されたことや外国人に対して消費税免税の対象を物品だけでなく飲食料品などの消耗品にまで拡大したことなどがある。
また、日本から発信するマンガやアニメ、ドラマなどの「クール・ジャパン」コンテンツのPR効果による人気上昇化も、日本に興味を持つ外国人が増えてインバウンド消費の伸びに大いに貢献していると言える。
今後も台湾や韓国、東南アジアなどの近隣諸国を中心に外国人観光客が増加すると見込まれており、インバウンド消費が日本経済を押し上げることに期待したい。
インバウンド消費関連分野としては、百貨店や家電量販店、旅行・宿泊関連、鉄道・空輸関連などが考えられる。
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