京大の山中伸弥教授がiPS細胞について長年研究してきた成果が認められてノーベル賞を受賞したことで、一気に盛り上がりを見せる再生医療の分野に注目が集まっている。
ips細胞とはinduced Pluripotent Stem cells(人工多能性幹細胞)の略称で、人の体内の細胞に特殊な遺伝子を組み込むことで臓器や体内の組織に育っていくという仕組みを世界で初めて実現に成功した。
医療の分野では、未だに解明されていない病気の原因を見極めて治療や医薬品の開発に役立つのではないかと期待されている。
関連企業としては、iPS細胞の作製を委託されている企業やiPS細胞の培養装置の製作を手掛ける精密機器メーカー各社、それに京大と共同して医療分野への応用を研究し続けている医薬品会社などが挙げられる。
すぐに医療で応用できるというわけではないが、安全性に配慮しながら着実に研究成果をあげてきているだけに、今後の再生医療分野への道筋が見えてきているのは確実と言える。
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