京都大学では2005年にiPS細胞の作製方法などに関しての特許を出願して、2008年には国内において特許を取得している。
タカラバイオは、この特許を管理しているiPSアカデミアジャパンからライセンスを受けてiPS細胞の作製を受託している。
また、iPSアカデミアジャパンからライセンスを得てiPS細胞作製キットを製造しているディナベック社には、協和発酵キリンと第一三共、久光製薬、アステラス製薬、メディビックグループが共同出資している。
エーザイは慶応大学の研究チームと共同研究により、患者の皮膚細胞からips細胞を作り神経細胞に変えることに成功。これにより新薬開発への期待がかかる。
武田薬品工業でも慶応大学の研究チームと共同で、iPS細胞やES細胞といった幹細胞を医薬品開発に活用するための研究を進めている。
その他の医薬品会社も、先端創薬に向けて積極的に研究開発に乗り出してきているので、人類の生命への新たな挑戦に期待がかかっている。
<関連銘柄>
『タカラバイオ』:4974
『武田薬品工業』:4502
『協和発酵キリン』:4151
『第一三共』:4568
『久光製薬』:4530
『アステラス製薬』:4503
『メディビックグループ』:2369
『エーザイ』:4523
『大日本住友製薬』:4506