スマートフォンやタブレット端末の動作性の基幹となる電子基板やモジュールを製造する企業としては、タムラ製作所、北陸電気工業、メイコーなどが挙げられる。
タムラ製作所のフレキシブル基板向けソルダーレジストは米アップル社に採用されおり、着実に売り上げを伸ばしている。メイコーはプリント基板を従来より3割薄くする加工技術を開発している。
一方、多層基板の分野では、世界市場で高いシェアを持つ村田製作所や太陽誘電などが挙げられる。水晶振動子を製造する日本電波工業ではSAWデバイスの開発も多く手掛けている。
パナソニックエレクトロニックデバイスも、ベトナムや台湾においてスマートフォン向け多層基板の増産に乗り出している。
また、パナソニックはハロゲンフリー低誘電率多層基板を開発したと発表しており、今後の展開に期待したい。
TDKは、プリント基板にICを組み込んだモジュールを開発して従来の6割という小型化を実現しており、今後の業績に期待が持てる。
<関連銘柄>
『タムラ製作所』:6768
『北陸電気工業』:6989
『メイコー』6787
『村田製作所』:6981
『太陽誘電』:6976
『日本電波工業』:1950
『パナソニック』:6752
『TDK』:6762