2016年10月、ついに日本で「アップル(AAPL:US)」が運営するスマホ決済システム「Apple Pay」が利用開始になりました。
iPhone7以上に限るものの、スマホにクレジットカードを登録することで、スマホをかざすだけで電子マネーと同じように利用することができるというものです。
近年のスマホ需要は年々増加し、現在では従来のフィーチャーフォンを出し抜き全携帯の約6割を占めるようになりました。それに伴い「スマホ決済」が急速に伸びるのは時間の問題と言えるでしょう。
そんな「スマホ決済」関連銘柄として挙げるとすると、「GMOPG(3769)」と「フライトHD(3753)」の2銘柄が筆頭になるでしょう。
大手インターネットサービス企業である「GMOインターネット(9449)」の子会社に当たるGMOPGは、他社に先駆けて「インターネット決済システム」を早くから提供しており、大手ECのみならず官公庁からの需要も旺盛であり、スマホ向けにも早々に対応済みです。
またフライトHDはiPadとカード読み取り機があるだけでカード決済ができる「ペイメントマイスター」を提供しているなど、業界では一際目立っている企業です。
また多くの利用者を抱えるメッセージアプリの「LINE(3938)」もスマホ決済サービス「LINE Pay」を提供中です。
それに加え、2018年度には、病院での医療費がスマホ決済できる仕組みが動き出します。25年度には全国750カ所の医療機関が導入する予定です。中心となる「GMOPG(3769)」、「USEN(4842)」子会社のアルメックス、「コンコルディア・フィナンシャルグループ(7186)」傘下の横浜銀行の3社に今後注目が集まるでしょう。
その他「ビリングシステム(3623)」や「ASJ(2351)」といった新興企業もスマホ決済へのビジネス商機を狙っています。