JAXAと三菱重工業が開発・打ち上げを行なっている「H-2Aロケット」は、すでに20回の打ち上げに成功しており、打ち上げ成功率95.2%という日本が誇る人工衛星打ち上げ用液体燃料ロケットである。
システムとりまとめと打ち上げサービスやエンジン開発に関わる三菱重工業のほか、ターボポンプを製造するIHIはグループ企業内に宇宙機器などの設計や製造・販売、ガスタービンの製造などを行なう企業など、宇宙事業に注力している。
H-2Aロケットのフェアリングや衛生分離部の開発を担当する川崎重工業は、将来の再使用型宇宙輸送機の開発などにも参画している。成層圏プラットフォームの開発のほか宇宙飛行士の養成・訓練なども行っており、幅広く宇宙事業を推進している。
日本航空電子工業ではロケット用慣性センサユニットを開発している。
NECも宇宙関連企業としては長い歴史があり、H-2Aロケットにはテレメータ送信機や電波航法機器などの通信機器や誘導制御の開発に注力している。
なお、これらの企業は国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」の開発も担当している。
<関連銘柄>
『 三菱重工業 』:7011
『 IHI 』:7013
『 川崎重工業 』:7012
『 日本航空電子工業 』:6807
『 NEC 』:6701