市販薬やマスクなどの花粉症グッズを量販するドラッグストアチェーンなどにも注目したい。
毎年、花粉が飛散する数週間前から大量買いする傾向が見られる。また、日本気象協会では、その年の花粉飛散量の予想を毎年1月初旬には発表している。
花粉の飛散量によってドラッグストアの株価の動きが変わってくるため、花粉飛散量情報は注視していきたい。
ドラッグストアとしては、首位のマツモトキヨシホールディングス(3088)が関東圏で中小チェーンを買収することで店舗を増やしている。
東京西部を拠点に展開するサンドラッグ(9989)は、店舗増加やローコスト経営が功を奏して最高純益を更新している。
東海地方で大型ドラッグストアを展開しているスギホールディングス(7649)や、北海道を拠点に店舗を増やしているツルハホールディングス(3391)にも注目したい。
北関東中心に東北地方へと進出しているカワチ薬品(2664)は、震災後も売り上げを伸ばしている。九州地盤のコスモス薬品(3349)も最高益を記録している。
ニチイ学館と提携して病院など医療施設での営業拡大を推進するクスリのアオキ(3398)にも注目が集まる。