ビルやマンションが立ち並ぶ都心では、巨大地震の揺れでの建物崩壊による被害が最も恐ろしい。事前に設計・建築段階での耐震工法や免震工法の研究・開発に注力して耐震強化を図るなど、各建設会社でさまざまな方策を練っている。
大手のハザマや鹿島、東急建設は、耐震工法の開発だけでなくビルの耐震工事や耐震補強にも注力している。大成建設、清水建設、飛島建設も、津波対策や防災対策、液状化対策への研究施設の増強および投資拡大に積極的な点に注目したい。
松井建設や矢作建設工業では、耐震工法や耐震補強工法の開発を積極的に展開して受注を伸ばしている。
免震技術を取り入れたマンション建築を進める東鉄工業や、公共施設や病院などに免震構造を積極促進している錢高組、耐震補強法としてパラレルフレーム構法を推進する富士ピーエスなども耐震事業に意欲的だ。
鉄建と大和小田急建設は、鉄道補強工事の受注に意欲的に取り組んでいる。耐震建材を増産しているピーアールホールディングスも関連銘柄として挙げておきたい。
<関連銘柄>
『 ハザマ 』:1719
『 鹿島 』:1812
『 東急建設 』:1720
『 大成建設 』:1801
『 清水建設 』:1803
『 飛島建設 』:1805
『 松井建設 』:1810
『 矢作建設工業 』:1870
『 東鉄工業 』:1835
『 錢高組 』:1811
『 富士ピーエス 』:1848
『 鉄建 』:1815
『 大和小田急建設 』:1834
『 ピーアールホールディングス 』:1726