災害対策のひとつには、建物や住宅がどの程度の揺れに耐えられるかを調査することが必要になる。そのうえで耐震工事や補強をどうするかを決定するわけだ。
そういった建物診断や耐震コンサルティングを展開している企業もある。耐震関連銘柄で注目されているのが構造計画研究所だ。耐震診断や補強計画、設計業務などを30年以上も行っている実績のある会社である。
建設大手の鹿島や清水建設、飛島建設でも独自の基準で耐震診断を実施している。東急建設でも「外壁タイル診断ロボット」を用いるなどして、耐震診断に力を入れている。
大手不動産会社でも商品サービスの一環として建物診断を行なっている。住友不動産は建物診断企業の「住友不動産建物サービス」をグループ内に持ち、建物診断サービスを促進している。
東急不動産のグループ会社「東急リゾート」では、自社で買い取った中古物件については耐震診断や建物検査を行い、補強が必要な部分には補強工事を行ってから販売している。
<関連銘柄>
『 構造計画研究所 』:4748
『 鹿島 』:1812
『 清水建設 』:1803
『 飛島建設 』:1805
『 東急建設 』:1720
『 住友不動産 』:8830
『 東急不動産 』:8815