株主優待を貰うためには、株を買うことが必要ですので、まずは証券会社の口座を開設するところから始めていきましょう。
■口座を開設しよう
今ではインターネット経由で、簡単に証券会社の口座を開設出来ます。
口座開設料や口座維持費は無料のところがほとんどですので、気軽に申し込めますよ。
■株主優待を得るのに必要な株数
まず株を購入するためには、単元株数というものを覚えておいて下さい。
1株100円の株があっても100円で購入出来るとは限りません。
単元株数が100株となっていれば、100株単位での売買となりますので、購入するのに最低1万円が必要ということになります。
さらに、株主優待の権利を得るには、優待獲得に必要な最低株数以上を購入しなければなりません。
優待獲得に必要な最低株数は、銘柄によってそれぞれ違います。
自分の資金内から優待を探したい方には、購入金額から簡単に検索する方法もありますよ。
例えば、「10万円以内で株主優待がもらえる銘柄」などで優待を選択出来るサイトもあります。
■優待権利を獲得出来る日
優待獲得に必要な最低株数を知れば、次はタイミングです。
優待を貰うには、それぞれの企業の「権利確定日」を知る必要があります。
年に1回か2回の権利確定日がありますので、それを調べましょう。
そして、権利確定日の3営業日前が「権利付き最終日」という日になりますが、この日に株を保有しておくことが重要です。
株主優待や配当金を得るには、この権利付き最終日に保有して、翌営業日(権利落ち日)の朝まで持ち越すだけでいいのです。
そうすれば、権利確定日には企業の株主名簿に名前が記載され、優待を貰える権利を得ます。
極端な話、権利付き最終日に株を購入し、翌営業日にすぐ売ってしまえば、1日保有しただけでも株主優待と配当金を受け取ることが出来るということになります。
■銘柄選びの注意点
株価は上ったり下がったりします。
株主優待を目的に安易に銘柄を選んでしまっては、株価が大きく下がったときに含み損を抱えることになります。
望むならば、株価が将来値下がりせず、逆に値上がりするような銘柄を選びたいものですね。
これは、プロの投資家でも難しいことですので、初心者にとって一番簡単な方法は、専門家の見解を参考にするのが良いでしょう。
証券会社のサイトには、専門家による今後の株価の見通しを載せているところがあります。
それを参考にしつつ、株主優待の内容と共に銘柄を選ぶのが良いかもしれません。