大気汚染や大気中の微粒子をできるだけシャットアウトするためには、高性能フィルター付きのマスクが必需品となる。すでに中国だけでなく日本国内でも高性能マスクを買い求める人々が急増しているという。
高性能マスクとは、エアコンの吹き出し口などに取り付けるメッシュ生地を縫い付けるなど、防塵機能に優れているのが特徴。また、医療用の「N95マスク」などもドラッグストアなどで売り上げを伸ばしているという。
この「N95微粒子用マスク」を手掛けているのは、米国3Mと提携して産業用防毒マスクなどを製造する重松製作所だ。国内新工場も竣工し、生産を拡大している。
また、高機能マスクに用いられる不織布の製造では最大手の日本バイリーンも、さまざまな分野に対応する高機能フィルターを製造している。このほか、不織布を製造するダイワボウホールディングスやシキボウもマスク関連となる。
室内に置く空気清浄機なども需要が伸びる可能性がある。製造する企業としては、エアコン世界首位のダイキン工業や家庭用の加湿空気清浄機で定評のあるシャープ、パナソニックなどが挙げられる。
<関連銘柄>
『 日本バイリーン 』:3514
『 ダイワボウホールディングス 』:3107
『 シキボウ 』:3109
『 重松製作所 』:7980
『 ダイキン工業 』:6367
『 シャープ 』:6753
『 パナソニック 』:6752