ゼネコンには売り上げ規模が1兆円を超すスーパーゼネコンとその他の中堅ゼネコンがあるが、スーパーゼネコンは建設だけでなく設計から研究・開発、エンジニアリングまで建設に関わる幅広い技術を持っている。企業としては鹿島、大成建設、大林組、清水建設、非上場の竹中工務店が該当する。
これらの企業は歴史も古く、高度経済成長期から全国各地の主要な道路やトンネル、橋の施工に携わってきている。今後、過去に担当したインフラ施設の調査、補修などに関係してくることが予想される。
また、東南アジアや中東、アフリカなどの新興国での建設やインフラ整備事業も多く手掛けており、新興国の経済成長が各企業の業績を支えているとも言える。
このほか中堅ゼネコンとしては、ダムやトンネルなどの土木建設を得意とする西松建設、土木や建設で国内外に多くの実績を持つ飛島建設、鉄道や道路などの交通インフラの建設や補修・補強技術を持つ鉄建などが関連企業として挙げられる。