高度成長期に施工された高速道路は、老朽化や巨大地震に備えて早急に点検・補修に取り組む必要がある。特に、高速道路は高架や橋が多いため、橋脚の点検と補強へのニーズが高い。
ピーエス三菱は、コンクリート橋梁ではトップの三菱マテリアル系企業で、PC(プレストレストコンクリート)の生産も手掛けている。震災復興関連の湾岸道路工事やPC橋梁の補強工事も好調に、利益拡大に貢献している。インドネシアの製造子会社は生産を強化する見込み。
東京外環道路の橋脚を担当した実績を持つ日本橋梁は、高速道路向けのPC土木が好調。駒井ハルテックもさまざまな橋梁の施工実績を持ち、台湾やフィリピン、マレーシアにも進出している。
橋梁やコンクリート構造物の補修工事を得意とするショーボンドホールディングスは、土木・建築分野向けの補修・補強用合成樹脂などを専門に扱うショーボンド化学や、配管用グリップ専門のショーボンドカップリングで技術力を強化している。
