海外での物流といえば総合商社が第一に思い浮かぶだろう。三菱商事や丸紅、住友商事などの企業連合は、ミャンマーのティラワ経済特区での開発を進めている。
ユニクロのファーストリテイリングは、中国リスクを回避する策としてミャンマーを生産拠点とするとして縫製工場の建設計画を進めている。
KDDIは、ヤンゴンに日系企業向けのレンタルオフィスを2013年から開設すると発表している。ミャンマーは通信インフラが不十分なことから、経済活動の際の拠点としての需要があるとして進出を決めた。
自動車大手のホンダは、最大都市であるヤンゴンに駐在員事務所を開設する認可を得ている。蛇の目ミシン工業は新興国での販路拡大に意欲的で、インド、タイに続きミャンマーでの販路開拓を検討している。
「お~いお茶」でお馴染みの伊藤園も、ミャンマーで清涼飲料水の生産・販売を開始すると発表している。同社は現地企業と合弁会社を設立して、茶飲料の製造・販売を行う予定である。