クラウドとはクラウドコンピューティングの略で、インターネット経由で提供されるさまざまなサービスのこと。動画や写真、メールなどの通信からソフトウェア、アプリケーション、OSなどのパブリックな利用を、自分のパソコン内ではなくサービスを提供している企業のコンピュータをネットワークを利用して行うというもの。
企業や個人事業者にとってクラウドサービスを活用することは、設備投資にかかる経費削減や災害から重要なデータを守るセキュリティ対策、情報システム部門における能力に遅れをとらない、などのメリットがあるため、今では多くの企業がクラウド利用しており、クラウドサービスを軸に起業するケースも増えてきている。
クラウドコンピューティングという言葉が生まれた2006年以降、順調に拡大してきたクラウド市場は、今後も継続的に拡大を続ける見通しである。調査会社ノークリサーチによると、国内のクラウド関連市場規模は23.8%の成長率となり、2016年には2012年比の2.35倍に達すると推測している。2012年の市場規模は821億となっている。