イスラム圏では食品以外にも肌に付けたり摂取したりする化粧品や医薬品は、ハラール認証を取得する必要がある。
資生堂(4911)はマレーシアでハラール認証を取得しており、マレーシアやインドネシアでスキンケア商品を販売している。東南アジアの化粧品市場は拡大を続けており、同社の業績の伸びも期待できそうだ。
日用品や化粧品、機能性食品などを展開する花王(4452)も、製品の原料となる乳化剤でハラール認証を取得している。
大手製薬会社の大塚ホールディングス(4578)は、インドネシアでハラール認証を取得しており、現地工場で生産したポカリスエットやSOYJOYなどを製造販売している。
市販薬最大手の大正製薬ホールディングス(4581)は、マレーシアに栄養ドリンクの工場を設立し製造・販売を行なっているが、現地のニーズに応えるとしてハラール認証を取得し販路を拡大させている。