カジノは多額の現金が飛び交う公共の賭博場でもある。大金が動くところには人が集まるが、犯罪が起こる恐れなど治安の悪化が懸念されている。そのためカジノ施設内はもとよりその周辺の警備体制を厳重にする必要があり、カジノ施設の開業とともに警備サービス会社の需要が高まるのは必至だ。
警備サービスで国内首位のセコム(9735)は、複合商業施設や大規模施設におけるセキュリティの評価が高く、総合安全管理システム最大級エリアをカバーできるノウハウがある。金融機関向けセキュリティサービスにも実績がある。
国内2位のALSOK(2331)は強力なガードマンというイメージが強いが、現金や貴重品の警備輸送や通貨処理システムなど金融機関向けセキュリティにも強い。損保ジャパン日本興亜グループと業務提携して保険や介護分野にも事業展開を図っている。
ガードマン派遣による常駐警備に強いCSP(セントラル警備保障)(9740)は、臨時警備や輸送警備などの受注が増加している。
