ブラジルでは、サッカーワールドカップが2014年、オリンピックが2016年に開催される。ブラジル経済は人口増加と経済発展に伴う国内消費の順調な伸長が続いている。そうした状況で世界的なイベントが2回も相次いで開催されることから、ブラジル国内では各種経済対策やインフラ整備関連の設備投資が加速、今後も市場の拡大と成長が見込まれている。
鉄道、道路などのインフラ整備が進展することによって、鉄鋼業、自動車産業など同国内での消費拡大を期待した投資が続いている。
ブラジルは、バイオエタノールの原料となるサトウキビでは生産量世界一、バイオエタノールでは世界2位の生産国であると同時に主要消費国でもある。さらに世界第2位の鉄鉱石生産国という側面も持ち、関連する企業の動きは活発である。
ブラジルは国内産業を保護する観点から、関税のほか、物品税や地方税などをかけ、輸入に付随するコストの負担が大きい。しかし成長市場としての期待は大きく、現地生産によってコストを軽減させる企業が目立っている。
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