インフルエンザや新型インフルエンザの飛沫感染を防ぐためには、防塵性の高い使い捨て型のマスクの着用が有効とされている。このため、インフルエンザの予防対策としてはマスクの需要が伸びると予測できる。
マスクにはいくつかの種類があるが、インフルエンザ対策としては「不織布マスク」が厚生労働省から推奨されている。不織布関連企業としては、レンゴーやダイワボウ、シキボウ、日清紡など。
また、外出先から帰宅したときには消毒用エタノールなどが配合された消毒液で殺菌消毒する予防法も効果的とされる。近年、消毒薬の有効性が浸透しつつあり、ドラッグストアやスーパー、小売店でも消毒液が販売されている。
消毒薬関連としては日医工、フマキラーなど。その他、うがい薬や薬用ハンドソープのニーズも高まると予想される。薬用ハンドソープでは「キレイキレイ」などのライオン、うがい薬のメーカーとしては明治ホールディングスが挙げられる。
インフルエンザ予防には、マスク・手洗い・うがい・消毒が欠かせないので、こういった分野に強い業種も需要が高まるのが恒例となっている。
<関連銘柄>
『レンゴー』:3941
『ダイワボウホールディングス』:3107
『シキボウ』:3109
『日清紡ホールディングス』:3105
『日医工』:4541
『フマキラー』:4998
『ライオン』:4912
『明治ホールディングス』:2269